第71代理事長 谷清和

はじめに
2026年、熱海青年会議所は創立70周年という節目を迎えます。これまで脈々と受け継がれてきた志と情熱、そして数多くの功績を残された先輩諸兄姉の皆様への感謝の思いは言葉では表現しきれません。時代は大きく変化し続けていますが、私たちが目指すべき「明るい豊かな社会の実現」という基本理念に変わりはありません。変化の激流の中にあっても、日本人が大切にしてきた互いを思いやり、調和を重んじ、共に支え合う「和」の精神を軸に据えることで、新しい時代にふさわしい青年会議所運動を展開できると信じています。
70年の歴史に新たな一ページを刻むために、過去への敬意と未来への希望を胸に、メンバー一同力を合わせて歩んでまいります。
和の心で築く新時代の組織運営
日本古来の「和」の精神は、調和、協調、そして相互尊重を基盤とした考え方です。この精神を組織運営の中核に据え、メンバー一人ひとりが互いを尊重し、多様な意見を調和させながら、より良い方向性を見出していく組織文化を構築してまいります。同時に、IT技術を積極的に活用し、効率的で透明性の高い組織運営を実現します。デジタルツールによる情報共有の迅速化と、対面での深いコミュニケーションを両立させ、現代的な手法と伝統的な価値観の融合を図ってまいります。
組織を変革する人財発掘
会員減少は継続的な課題として認識しております。この課題に対して「和」の精神、「おもてなしの心」でアプローチしてまいります。新たな仲間を迎える際には、押し付けではなく、青年会議所の魅力を自然体で伝え、共感してくださる方々との出会いを大切にします。メンバー全員が青年会議所の一員として自覚を持ち、日常の活動や成果を通じて組織の価値を体現することで、志を同じくする仲間との出会いを創出してまいります。量より質を重視し、青年会議所の理念「明るい豊かな社会の実現」に共感し、共に成長していける人財との出 会いを追求します。
和の精神に基づく人財育成
青年会議所での学びは、私たちの人生に深い意味をもたらします。2026年度は、日本の伝統的な価値観である「礼儀」「思いやり」「謙虚さ」といった要素を大切にした人財育成に取り組みます。現役メンバーと先輩諸兄姉の皆様との交流をより一層深め、先輩方の経験と見識を次世代へ継承する仕組みを構築いたします。創立70周年を前に、熱海青年会議所の歴史と伝統を学び、それらを未来へと繋げていく責任を全メンバーで共有してまいります。
個々の多様性を尊重しながらも、互いを思いやり、礼を尽くし合うことで共通の価値観で結ばれた強い結束力を持つ組織づくりを進めます。
おもてなしの心で繋ぐまちづくり
熱海市は長い歴史を持つ温泉地として、「おもてなし」の文化が根付いています。この地域の特色を活かし、訪れる方々だけでなく、地域住民の皆様にも喜んでいただける事業を展開してまいります。伝統的な熱海の良さを大切にしながらも、現代のニーズに応える新たな価値を創造し、持続可能な地域発展に貢献します。地域の様々な団体や企業の皆様との協調を重視し、Win-Winの関係を築きながら地域全体の絆を結び、熱海全体の魅力向上に取り組みます。
また本年、市長選挙が行われる年でもあります。創立70周年を迎える節目の年だからこそ、地域住民の皆様に政治をより身近なものと感じていただけるよう、公開討論会などをより積極的に実施し、市民と政治を繋ぐ架け橋としての役割を果たしてまいります。
心を込めた情報発信
2026年度は、ホームページやSNS等を活用した積極的な情報発信を継続しつつ、「心」を込めた発信を心がけてまいります。事業の舞台裏にあるメンバーの熱い想い、地域の方々との交流で生まれた感動の瞬間、そして熱海への愛情を込めたエピソードなど、数字や実績だけでは伝わらないストーリーを大切にした発信を行います。動画なども効果的に活用し、リアルタイムで私たちの活動や想いをお届けするとともに、コメントや反響を通じて双方向のコミュニケーションを実現します。ITの利便性を最大限に活用しながらも、画面の向こう側にいる一人ひとりの顔を思い浮かべた、温かみのある情報発信 で、熱海青年会議所により多くの共感と関心をお寄せいただけるよう努めてまいります。
結びに
創立70周年という記念すべき年を迎えるにあたり、私たちは先人たちが築き上げてきた伝統を継承しつつ、新たな時代に相応しい価値を創造していく責任があります。「和」の精神を基軸に、調和と革新を両立させ、すべての人が輝ける社会の実現に向けて全力で取り組んでまいります。70年という長い歴史をここで終わらせることなく、過去と未来を結び、この先5年、10年と続く未来に向けて更なる発展の礎を築いてまいります。
一年間、メンバー一同が心を一つにし、互いを支え合いながら、熱海青年会議所の更なる発展と地域社会への貢献を果たしてまいります。先輩諸兄姉の皆様のご指導とご鞭撻を心からお願い申し上げます。



