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社団法人 熱海青年会議所

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市民の皆様と一緒に熱海を変える

 特に熱海市に限らず、日本の地方都市は、財政の危機的状態など様々な問題を抱えています。現在のような社会不安が叫ばれている中で、政治、経済、教育、福祉などの社会システムが、これまでと同じ姿では時代の変化を乗り切れないということは、誰もが抱く共通の認識であると考えます。このような状況を打開するためには、政治システムや経済構造、市民意識の変革が必要であり、そうはいっても、古いものは戦前、また戦後から引き継がれてきたシステムも現存し、一朝一夕に変革できない問題が山積みされたままでいます。多くの人々が国や社会の現状に大変不満を持ちながら、しかし発言せず、行動も起こさない閉鎖的な状況の中で、日本JCを中心に市民意識変革運動として公開討論会や市民討議会などを提唱し、自分たちの地域のために全国各地の青年会議所が勇気を持って、市民意識変革運動を実践しています。
 さて、私達が住んでいる熱海市は、一体どのような問題を抱えているのでしょうか?
 大半の方が、日々の生活に追われ、余り自分のこととして捉えられていない為に、素直に理想や希望を抱けないでいるのではないでしょうか。しかし、実はそのような状況を引き起こしている一番の原因は、我々市民の無関心ではないでしょうか。今そこにある問題を解決しなければ、その問題がまた後々我々の子供たちにも弊害をもたらすでしょうし、将来そのようなことの無い様に、熱海青年会議所がその一つひとつの問題を、市民の皆様と共に打開策を見出して、率先して行動して行きたいと思っています。


地域活性化への貢献

 市民意識変革運動は、よりよい社会を形成していくための一つの方法です。その先陣を全国の青年会議所メンバーと共に目指す限り、熱海青年会議所の将来は明るいと私は思っています。市民意識変革運動と一概に申し上げても、様々な手法が存在いたします。まず情報公開という意味からは、行政評価や事業仕分けの実際の作業を市民が見学し、発言できる機会などを作ることもひとつですし、これらの活動の先進事例としましては、マニフェスト検証大会や市民討議会などがございます。
 『BIBLE OF JC』を紐解いてみましても、JC運動というのは時代とともに今まで様々に変化してまいりました。そして、また時代の要請とともに、新たなJC運動の必要性が生まれてまいりました。その一例が全国各地で開催されております公開討論会です。
 そもそも選挙というのは義務ではなく権利であり、政治の理想はバランス・オブ・パワー、勢力の均衡であると言われています。それを実現させる方法が選挙であり、様々の人々の声に耳を傾けるため、そして国民主権の日本で民主主義を実現させるものが皆様の投票行為です。その民主主義の基本である選挙で、主権者である国民に当然あるべき情報がま
ったく提供されていないというのが今の日本の選挙の実情です。年金問題など、選挙に限らず様々の状況の中で私たち国民の権利が疎かにされています。その打開策のひとつが選挙における公開討論会の開催なのです。
 選挙が近づいても候補者による政策討論の場が無く、選挙期間中も日に数回の街頭演説や選挙カーによる政党名や候補者の名前の連呼が、選挙運動の大半で、候補者の政策や理念を、我々が理解し判断する材料が、乏しいのが現実です。このような状況を打開し、政治に無関心な方々を何とか投票行動に近づけたいとの思いから、昨年萩野直前理事長の下、熱海市議会議員選挙政策提言型合同演説会を開催いたしました。
 我々のまちを良くしていく為には、いかに多くの人と問題点を共有し、未来永劫それらをそのままにはしないという私達の意識こそが重要であり、この先も私達が真剣にまちづくりに取り組み続けることに尽きると思います。
 その中で郷土を愛する心を育みつつ、市民がともに助け合う安全で明るい豊かな地域社会実現に向けて努力を重ね、多くの観光客の皆様にも一年中楽しんで頂けるような、新しい熱海の魅力を発見する為にも、まちづくりに全力で取り組んでまいります。


青少年の健全育成

 近代社会は、個性の解放や自己実現、個々人の政治的な解放による完全な自由の獲得という目標を提示しましたが、反面暴力やわいせつ物や空虚さの大衆的広がりをも生みました。死の迎え方、悲劇の意味、人間としての責務、愛とは何か?近代合理主義は、自由を追求し続ける中で、人間が直面する核心的な問題に対してはたいした貢献もなく、むしろ
近代社会の枯渇の中で人類は再び哲学や宗教の力に目を向けざるを得なくなり、学校教育の中では、道徳にその救いを求めようとしています。
 キリスト、ソクラテス、孔子、釈迦に代表される思想は、おしなべて人間中心主義的であり、自然を軽視している傾向があります。これからは環境への配慮を念頭に入れた人間中心主義への徹底的批判と自然への畏敬の回復を土台とする新たな哲学が待望され、個々人の自立と人間と自然との調和とを志向する日本人伝統のIdentity が新たな世界文明の土台となるべき日が必ず来ると思います。「武士道」をはじめとする日本の文化は、前途有望な子供たちの健全育成に必要不可欠であり、健康な身体のもとに育ち、日本の歴史や文化、伝統を身に付けた青少年達が、日本にとどまらず、世界中で活躍し、熱海から旅立ち、やがて終の棲家として、また熱海に帰ってきてくれれば、こんなに嬉しいことはないと思い
ます。


次代を見据えた組織改革

 平成20年12月1日に施行されます公益法人制度改革を踏まえ、時代に沿ったJC運動を目指すとともに、公益法人として地域から信頼される組織を構築するために、長期的ビジョンにたったLOM運営の改革を推進いたします。
 個人の価値観が多様化した現代社会においては、家庭や職場とは異なる自己実現の機会を与え、社会の構築に主体的に参加することを促し、政府や市場だけでは様々な社会のニーズに対応できない時代となりつつあるため、徐々にではありますが、民間非営利部門を社会・経済システムの中に積極的に位置づけるように、我々青年会議所を取り巻く環境も変化してまいりました。また、全国的な青年会議所会員の減少を目の当たりにして、社会貢献や異業種交流や自己研鑽を目的としたNPOなどの各種団体や組織も増加し、その中でJCしかできないこと、社会に必要とされ、その地域に無くてはならない存在を目指して、2009年度は様々な事業を行っていきたいと思います。


積極的な会員開発への取り組み

 熱海青年会議所が市民意識変革運動をはじめとしますJC運動を推進する為には、更なる会員資質の向上と会員拡大の推進が最重要課題であり、歴史ある熱海青年会議所を担う人材育成を目的とした研修を今後は更に充実させてまいります。
 私は、2009年度、理事長として先輩方から教えて頂いた熱海JCの魅力を余すところなく若い後輩たちを中心に、全メンバーにお伝えし、自分が卒業した後も、熱海青年会議所の輝かしい伝統を守り続けて頂き、後世まで、熱海市と市民の皆様と共に、無限に発展し続けて頂きたいと思います。
 私自身熱海へ帰ってきてからの10年間を振り返りますと様々なことがございましたが、熱海青年会議所の皆様に社会人として育てて頂いて、そうした感謝の気持ちを精一杯込め、私ができる最大限の恩返しをさせて頂き、そして全身全霊を注いで理事長の職務を真っ当させて頂きたいと思いますので、皆様のご指導ご鞭撻並びにご支援ご協力を賜ります様、
心よりお願い申し上げます。

 
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